1.研究・情報交換・交流事業

1)加工・業務用野菜等の普及・拡大のため、必要に応じ各種イベント等に協賛・賛助・協力等を行うと共に、広告掲載・展示会への出展等を行った。

(1)当協議会の事務局である一般社団法人 日本施設園芸協会主催の「施設園芸・植物工場展2016」(GPEC)の特設ゾーン:流通・加工・鮮度保持ゾーンへ野菜流通カット協議会として出展参加を行った。

平成28年 7月27日~29日・・・・・東京ビックサイト 東5・6ホール
(*出展者数:国内外215・団体、入場者数:40,424人)

28-1 28-2

(2)独立行政法人 農畜産業振興機構と野菜流通カット協議会の共催による「加工・業務用野菜産地と実需者との交流会2016」(国産野菜の契約取引マッチング・フェア)の野菜の展示・商談会の場へ野菜流通カット協議会会員から出展者を募り、交流会へ参加を行った。

なお、併せて野菜産地と実需者によるセミナー・パネルディスカッションを実施した。

(1)平成28年11月15日・・・東京(東京流通センター)

pdf_dl

(2)平成29年 3月 7日・・・東京(東京国際フォーラム)

pdf_dl

28-3 28-4

5 6

 

●各会場の協議会会員からの出展業者は以下のとおり
①東京流通センター【平成28年11月15日】

7

 

②東京国際フォーラム【平成29年3月7日】

8

 

2) 研修会の開催

(1) 海外現地研修会の開催

●「2017 ニュージーランド現地研修ツアー」 の実施
日 時:平成29年3月12日~17日
場 所:ニュージーランド(北島)
研修会内容:数多くの野菜ほ場の現場や野菜収穫・選別・保管等の施設を訪問するとともに、野菜加工工場等の視察、野菜の生産や自動収穫機械化一貫体系の現場、流通の現場及び日本向け輸出の取組の状況、各視察先での意見交換等、併せて市場視察等を行った。

pdf_dl

■視察先等:
①Leader Brand社 (レタス・かぼちゃ・トウモロコシの各ほ場)
②Leader Brand社 (スイートコーンとビーツのレトルトパウチ工場)
③New Zealand Gourmet社 (ハウス野菜 ※パプリカ・トマト)
④ロトルア市内流通視察(スーパー/PAK’nSAVE)
⑤Southern Belle Orchard (フェイジョア、ハウス野菜/ピーマン)
⑥Balle Bros (じゃがいものほ場、たまねぎの選別・保管設備等)

9 10

(2) 国内現地研修会の開催(※H28年度事業計画分)
● 「こと京都(株)のカット野菜工場視察&研修会」の実施
日 時:平成29年 4月14日
場 所:(1)こと京都(株)本社・横大路工場・・・カット野菜工場
(2)こと京都(株)向島工場・・・・・・・・・・一次加工工場
研修会内容:会員企業であること京都(株)のカット野菜工場及び一次加工工場の2カ所を視察するとともに、向島工場研修室において、下記の研修会を行った。
①『こと京都の取り組み』
こと京都株式会社 代表取締役社長 山田 敏之 氏
②『水田を利用した加工・業務用野菜の栽培取組』
グリーン近江農業協同組合 特産課 中島 崇文 氏

※参加者(協議会会員 40名、JAグリーン近江 1名、農林水産省 1名、事務局 3名、
合計45名 うち、懇親会参加者 31名、宿泊者 17名)

11 12

(3) JA全農との情報交換会の実施
①協議会会員と東北地区の全農各県本部の野菜担当者による情報交換会
(平成28年6月16日)
*産地視察先として、①農事組合法人 井上生産組合、②株式会社やまもとファームみらい野を訪問し視察・意見交換を行った。
なお、JAビル宮城会議室にて、協議会会員とJA全農関係者が組織的及び広範囲にマッチングができるきっかけとなる情報交換会を企画・実施した。
【参加者:協議会会員 13社22名、事務局 2名】

②協議会会員と関東地区の全農各県本部の野菜担当者による情報交換会
(平成28年7月12日)
*水戸京成ホテル会議室にて、協議会会員とJA全農関係者が組織的及び広範囲にマッチングができるきっかけとなる情報交換会を企画・実施した。
併せて、翌日の研修先として、①茨城県本部 中央VFステーション、②タキイ茨城研究農場を訪問し、視察・意見交換を行った。
【参加者:協議会会員 12社17名、事務局 1名】

③協議会会員と東海・北陸・近畿地区の全農各県本部・県連・県JAの野菜担当者による情報交換会 (平成28年7月14日)
*富山県民会館会議室にて、協議会会員とJA全農関係者が組織的及び広範囲にマッチングができるきっかけとなる情報交換会を企画・実施した。
併せて、翌日の研修先として、①JA全農とやま ミニトマト実証施設、②富山県本部 野菜センターを訪問し、視察・意見交換を行った。
【参加者:協議会会員 7社10名、事務局 1名】

④協議会会員と関東地区の全農各県本部の野菜担当者による情報交換会
(平成29年1月19日)
*栃木県JAビル会議室にて、協議会会員とJA全農関係者が組織的及び広範囲にマッチングができるきっかけとなる情報交換会を企画・実施した。
【参加者:協議会会員 10社13名、事務局 2名】

13

 

3) 加工・業務用野菜の現地検討会・セミナー等の開催

野菜流通カット協議会が事業主体である平成28年度の青果物流通システム高度化事業の一環として開催された、白ねぎの機械収穫機の実演会(現地検討会) 2地区及びほうれんそう機械収穫機の実演会(現地検討会) 1地区、水田を利用した加工・業務用野菜の栽培取組の見学及びセミナー 1地区について、当協議会会員も各地区の現地研修会へ多数参加した。
なお、日時・場所・研修会内容・参加者等は、下記のとおり。

 

① 白ねぎの機械収穫機の実演会(現地検討会) 2地区

実施時期 内容 参集者
28年9月15日
13:00~16:50pdf_dl
白ねぎ現地検討会(秋田県下)

①開催場所
現地視察・・・有限会社正八ほ場及び調整作業場
現地検討会・・・ホテル サンルーラル大潟
②内容
白ねぎの機械収穫の実演と併せて、栽培一貫体系を担う機械等の展示と説明が行われ、なお、調整作業ライン(根葉切り、皮むき)の見学も併せて行った。セミナーにおいては、話題提供(5課題)及び意見交換を実施した。

農業生産法人等生産者、JA関係者、研究・行政関係者、農業機械関係者、加工・業務用野菜取扱い中間事業者・実需者、野菜流通カット協議会 等

参加者:132名

 

実施時期 内容 参集者
28年12月7日
12:30~16:45pdf_dl
白ねぎ現地検討会(埼玉県下)

①開催場所
現地視察・・・・・有限会社馬場ファミリー農園ほ場
現地視察・・・・・全農埼玉県本部 青果ステーション
現地検討会・・・深谷市民文化会館
②内容
白ねぎの機械収穫の実演と併せて、栽培一貫体系を担う機械等の展示と説明が行われ、なお、青果ステーションにて調整作業ライン等の見学も併せて行った。

セミナーにおいては話題提供(4課題)及び意見交換を実施した。

農業生産法人等生産者、JA関係者、研究・行政関係者、農業機械関係者、加工・業務用野菜取扱い中間事業者・実需者、野菜流通カット協議会 等

参加者:97名

② 加工・業務用ほうれんそうの機械収穫機の実演会(現地検討会) 1地区

実施時期 内容 参集者
28年12月22日
13:00~16:50pdf_dl
加工・業務用ほうれんそう現地検討会(宮崎県下)

①開催場所
現地視察・・・・農業生産法人 有限会社四位農園ほ場
現地検討会・・高原町総合保健福祉センター
②内容
ほうれんそうの乗用型自動収穫機で、加工・業務用ほうれんそう収穫の実演会を行った。セミナーにおいては、話題提供(4課題)及び意見交換を実施した。

農業生産法人等生産者、JA関係者、研究・行政関係者、農業機械関係者、加工・業務用野菜取扱い中間事業者・実需者、野菜流通カット協議会 等

参加者:148名

③ 水田を利用した加工・業務用野菜の栽培取組の見学及びセミナー 1地区

 

実施時期 内容 参集者
28年11月4日
12:30~17:00pdf_dl
水田を利用した加工・業務用野菜の栽培取組の見学及びセミナー(熊本県下)

①開催場所
現地視察・・・・熊本県八代地域農業協同組合管内ほ場
セミナー・・・・・・やつしろハーモニーホール
②内容
八代市管内の加工・業務用野菜(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、トマト等)の露地栽培ほ場で、生産現場の見学及び八代地域農業協同組合の集荷場施設の見学会を行った。 セミナーにおいては、話題提供(4課題)及び意見交換を実施した。

農業生産法人等生産者、JA関係者、研究・行政関係者、農業機械関係者、加工・業務用野菜取扱い中間事業者・実需者、野菜流通カット協議会 等

参加者:146名

 

14 15 16 17

 

4) 新流通方式に係る産地・実需者等のセミナーへの開催

野菜流通カット協議会が事業主体である平成28年度の青果物流通システム高度化事業
の一環として開催された、新流通方式に係る産地・実需者等のセミナー2地区/全国について、当協議会会員も各地区の現地セミナーへ多数参加した。
なお、2会場開催結果概要等は、下記のとおり。

◆2会場開催結果概要

①実施時期

平成28年10月20日(茨城会場)

pdf_dl

平成29年 1月17日(大分会場)

pdf_dl

②実施場所   茨城会場:水戸京成ホテル会議室/常陸那珂港貨物ターミナル
大分会場:アリストンホテル大分会議室/大分港貨物ターミナル
③実施内容  産地や実需者に対するモーダルシフト等に関する情報提供等のセミナーを
実施及び船舶貨物ターミナルにおいて、船舶輸送の現状や船舶貨物ターミナルの整備状況等の説明やRORO船からの荷おろし等の作業現場を見学した。
④対象者    加工・業務用野菜遠隔産地関係者、中間事業者、実需者等
⑤定 員    各会場共50名
⑥参加者    延べ76名 (茨城会場 34名、大分会場 42名)

17 18

 

5) 農林水産省 生産局 園芸流通加工対策室との意見交換会を実施した。

農林水産省 加工・業務用野菜担当官との意見交換会の実施(平成28年12月14日)
*加工・業務用関連の次年度以降の補助事業への政策要望を踏まえた意見交換を、野菜流通カット協議会会員、青果物選果予冷施設協議会会員と農林水産省加工・業務用野菜担当官との間で実施した。
【 於:KKRホテル東京  意見交換会:15:00~17:00  交流会:17:15~18:45 】
参加者:60名(含む、両協議会会員、農林水産省、事務局)

2.調査事業.・その他
1) 平成27年における「カット野菜製造の実態」調査について
加工・業務用野菜の需要増加に鑑み、カット野菜製造の実態を明らかにするため、平成2年から3年に1回の頻度で実施しているアンケート調査の実施を平成28年度事業計画に組みましたが、都合により平成29年度事業にて実施予定ですので、ご了承願います。

2) 「園芸関係 平成29年度予算案説明会」への参加(平成29年1月19日)
(一社)日本施設園芸協会主催の「園芸関係 平成29年度予算案説明会」について、当協議会会員へ参加者を募り参加した。

3) オリパラにおける国産食材調達等に係る勉強会の実施(平成29年2月14日)
*2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における国産食材調達等に係る農林水産
省との勉強会を実施した。(話題提供者:農林水産省 栗原農業環境情報分析官)
【 於:東京八重洲ホール  14:00~16:00 】
参加者:50名(含む、協議会会員、農林水産省、事務局)

4) 専用パンフレット作成(平成28年 6月発行)
協議会の活動内容、事業計画、当協議会が事業実施主体の農林水産省の補助事業の実施内容、入会案内などを掲載した、野菜流通カット協議会の専用パンフレット(平成28年度版)を作成し、協議会会員募集DM、GPEC等の展示会、各種の加工・業務用野菜関連セミナーなどを通じて広く一般に告知を行った。

pdf_dl pdf_dl

5) 野菜流通カット協議会会員募集を行った。
全国のデータベースのある実需者等(含む、カット野菜製造業者)に対して、当協議会への入会募集の案内活動を積極的に展開した。

3.農林水産省の加工・業務用野菜関連補助事業の実施
1) 野菜流通カット協議会が応募し、事業実施主体となった、青果物流通システム高度化事業(全国推進事業)について適切に実施した。
運営協議会への委員選出及び青果物流通システム高度化事業(全国推進事業)の各事業の検討委員会等の委員や各種セミナーの講師として、野菜流通カット協議会会員メンバーが積極的に対応した。

2)平成28年度 青果物流通システム高度化事業 『事業成果発表会』の開催

pdf_dl

◆開催日時・・・・・平成29年 2月28日
◆開催場所・・・・・タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀 4-1-1)
来場者 263名(定員260名)
全国各地の野菜流通関係者、農業生産法人等生産者、JA関係者、試験・研究機関、行政関係者、農業機械関係者 等

3) 平成28年度 野菜流通カット協議会が実施した農林水産省の補助事業「青果物流通システム高度化事業」(全国推進事業)の実施内容は事業報告書のとおり。

pdf_dl

4) その他 農林水産省が全国で開催した加工・業務用野菜セミナー等について講師等として積極的に参加する等、協力を行った。