1.研究・情報交換・交流事業

 

1)「新型コロナウイルス感染症の影響調査」の実施

協議会では、当面の協議会活動及び会員企業等の間での情報共有を目的に、新型コロナウイルス感染症に対する会員企業等の影響等について、昨年に引き続き調査を実施した。

※会員100社を対象にアンケート調査を実施した結果、会員51社からの回答あり。

※アンケート調査の纏めは事業成果発表会での報告および令和4年度事業報告書へ掲載した。

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2)「冷凍野菜や冷凍調理食品における野菜の取り扱い等に関する調査」の実施

需要が高まりつつある国内冷凍野菜及び海外輸入冷凍野菜について、素材原料としての取り扱いを含めた実態を把握し、国内での原料調達が可能となる需要に応じた野菜の生産・出荷体制づくりに向けた基礎資料とすることを目的に実施した。

※冷凍食品用に野菜を原料として使用する、もしくは使用していると思われる事業者・企業等406社に対してアンケート調査を実施した結果、85社より回答あり。

※アンケート調査の纏めは事業成果発表会での報告および令和4年度事業報告書へ掲載した。

 

3)「ブロッコリーのフローレット適正および国産・輸入品別及び形態別栄養価の比較分析」の実施

ブロッコリーの5品種(ウィンタードーム、アーサー、グリーンキャノン、こんにちは、おはよう)におけるフローレット歩留まりの検証について調査を実施した。

なお、ブリッコリーの国産・輸入品別及び形態別栄養価の比較分析(ビタミンC含有量を対象として)調査を実施した。

※アンケート調査および実証試験の結果については、令和4年度事業報告書へ掲載した。

 

4)加工・業務用野菜等の普及・拡大のため、必要に応じ各種イベントに協賛・賛助・協力等を行うと共に、展示会への出展等を行った。

野菜流通カット協議会が「惣菜・デリカJAPAN」へ協賛をおこなった「食品の総合展示会2022」(フード4展+総菜・デリカJAPAN)における惣菜・デリカJAPANゾーンへ野菜流通カット協議会として2小間出展参加を行い、協議会活動のPR等を行った。

なお、『加工・業務用野菜の情報交換会セミナー』を2日目の9月29日に開催した。

●展示会期間中の野菜流通カット協議会ブースの出展協力・説明担当企業は以下のとおり

日  程 9月28日(水) 9月29日(木) 9月30日(金)
出展協力・説明担当企業 ・こと京都(1名)

・清浄野菜(3名)

・伊藤忠商事(1名)

・旭物産(2名)

・彩喜(1名)

・フルックス(1名)

・ハローワーク(2名)

・デリカフーズ(2名)

・ヴィルモランみかど(3名)

・横浜丸中青果(2名)

・JA全農(2名)

・ユアサ商事(1名)

・サンポー食品(2名)

日替カット野菜 清浄野菜

旭物産

デリカフーズ サンポー食品

●令和 4年 9月28日~30日・・・・・東京ビックサイト東ホール

・FOOD4展+惣菜・デリカJAPANの出展者数:191社

・FOOD4展+惣菜・デリカJAPANの来場者数:3日間合計:37,896名

・野菜流通カット協議会主催の情報交換会セミナー参加者:120名

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5)JA全農とのリモート個別商談会(情報交換会)の実施について

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JA全農 園芸部 園芸振興課と事務局との打合せにより、令和4年度についてはオンライン(WEB)形式での個別商談を採用して、会員3社と4県域との商談会を実施した。

 

6)農林水産省 農産局 園芸流通加工対策室との意見交換会を実施(令和4年12月8日)

加工・業務用関連の次年度以降の補助事業への政策要望を踏まえた意見交換を、野菜流通カット協議会会員、青果物選果予冷施設協議会会員と農林水産省 加工・業務用野菜担当官(安岡生産振興審議官も参加)との間で実施した。

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於:KKRホテル東京  意見交換会:14:00~17:00  交流会:17:15~18:45

参加者:99名(含む、両協議会会員、農林水産省、報道、事務局)

 

7)関係行政機関、関係諸団体等からの情報収集及び配信

関係行政機関・諸団体等からの情報収集を行い当協議会会員へ適時情報提供を行った。

令和4年度は前年度に引き続き、新型コロナウイルス関連情報等の提供を数多く行った。

 

3.研修会

1)海外現地研修会の開催

第2回理事会において、令和4年度の海外現地研修会については、前年度に引き続き、新型コロナウイルスの影響等を鑑み、中止することで決定した。

2)国内現地研修会の開催

(1)「プロパー事業/国内現地研修会」の開催

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宮城県内にある大型施設で栽培されているパプリカおよびレタスの生産圃場2ヶ所を見学・意見交換を行った。

日  時:令和 4年11月22日

場  所:視察先➀・・・リッチフィールド栗原パプリカ圃場

視察先・・・舞台ファーム(美里グリーンベース)レタス圃場

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   (2) 加工・業務用野菜の現地検討会・セミナー等の開催

野菜流通カット協議会が事業主体である令和4年度の水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)の一環として開催された現地検討会・セミナー等へ、当協議会会員も各地区の現地研修会・セミナーへ多数参加した。

なお、日時・場所・研修会内容・参加者等は、下記のとおり。

 

➀ホクレン長沼研究農場視察&セミナー開催(北海道管内)

実 施 時 期 内容
R4年9月9日

12:30 ~ 17:00

 

❖開催場所

・現地視察先・・・・ホクレン 農業総合研究所/長沼研究農場

・セミナー会場・・・北広島市芸術文化ホール

❖内容

・加工・業務用野菜に合った品種開発が求められており、品種選定・開発を積極的に行っているホクレンの研究農場を視察、その後、品種開発状況などに関するセミナー(4課題)及び意見交換を実施した。

❖参加者:100名48

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②加工・業務用野菜の情報交換会セミナー開催(東京ビッグサイト)

実 施 時 期 内容
R4年9月29日

13:30 ~ 16:40

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❖開催場所

・東京ビッグサイト東ホール フード展内セミナー会場

❖内容

・「加工・業務用野菜にまつわる様々な旬の話題」をテーマに5課題の話題提供後にパネルディスカッションでは、木村会長を加え参加者との活発な意見交換が行われた。

❖参加者:120名

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先進的な市場視察と青果物の物流・流通に関連したセミナー開催(千葉県下)

実施時期 内容
R4年10月13日12:30 ~ 16:45

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❖開催場所

・現地視察先・・・・新生成田市場

・セミナー会場・・・成田市文化芸術センター

❖内容

・「ワンストップ輸出拠点機能」を備えた新生成田市場の視察後、加工・業務用野菜の新たな流通方式を普及・啓発するため、産地や実需者に対する物流・流通に関する情報提供を行うセミナーを開催した。

❖参加者:108名

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スマート農業実践圃場視察&セミナー開催(石川県管内)

実施時期 内容
R4年11月8日

12:40 ~ 16:45

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❖開催場所

・現地視察先・・・・安井ファーム様のスマート農業実践圃場および選果場、機械展示

・セミナー会場・・・白山市松任学習センター

❖内容

・スマート農業を実践しているブロッコリー機械収穫現場や選果場等を視察、その後のセミナーでは、スマート農業等に関連した話題提供(4課題)及び意見交換を実施した。

❖参加者:173名

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(3)令和4年度 水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進) 『事業成果発表会』の開催

令和4年度 水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)において、得られた成果等について水田農業高収益作物導入推進事業 事業成果発表会」を開催し、全国の加工・業務用野菜関係者に広く情報発信を行った。

なお、開催概要等は、下記のとおり。

開催概要

①開催日時・・・令和5年2月24日(12:30 ~ 16:50)

②開催場所・・・タワーホール船堀 大ホール(東京都江戸川区船堀4-1-1)

③実施内容・・・当事業の2つの検討委員会で取り組んだ事業内容で得られた成果等につい

て話題提供8課題に加え、話題提供者によるパネルディスカッション(含む、参加者との意見交換)等を行った。

④対象者・・・加工・業務用野菜関係者、中間事業者、実需者、物流業者等

⑤参加者・・・176名

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4.農林水産省の加工・業務用野菜関連補助事業の実施

1) 野菜流通カット協議会が応募し、事業実施主体となった、水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)について適切に実施した。

運営協議会への委員選出及び水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)の各事業の検討委員会等の委員や各種セミナーの講師として、野菜流通カット協議会会員メンバーが積極的に対応した。

2) 令和4年度 野菜流通カット協議会が実施した農林水産省の補助事業「水田農業高収益作物導推進事業」(全国推進)の実施内容は、令和4年度版 事業報告書のとおり。

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3) 「冷凍野菜産地事例集」~国産野菜の生産から加工・製品までの一貫体制~

「冷凍野菜産地事例集」は、加工・業務用野菜の原料生産から加工・販売まで一貫した取り組みを行っている全国6カ所の事例を取り上げ、産地の概況、取組みの経緯、製品の状況、加工・出荷の状況、今後の計画・展望などで構成した内容を紹介しています。

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4) その他 農林水産省(農政局)や各都道府県が全国各地域で開催した加工・業務用野菜セミナー等について講師等として積極的に参加するなど、協力を行った。

 

5.その他

1) 協議会のホームページを年間通して更新(令和3年度版事業報告書や各セミナーのテキスト、令和3年度に実施した事業内容、令和4年度の事業計画内容等の掲載など)を行った。

2) 野菜流通カット協議会の会員募集を行った。

全国のデータベースのある実需者等(含む、カット野菜製造業者)に対して、入会募集の案内をDMにて展開した。