1.研究・情報交換・交流事業

1)「新型コロナウイルス感染症の影響調査」の実施

当面の協議会活動及び会員企業等の間での情報共有を目的に、新型コロナウイルス感染症に対する会員企業等の影響等について緊急的にアンケート調査を実施した(6月)。
※会員93社を対象にアンケート調査を実施した結果、会員65社からの回答あり。
※アンケート調査のまとめは農林水産省へ報告、なお、10月開催の「加工・業務用野菜の情報交換会セミナー」でも調査内容を発表した。

2)令和元年度(平成31年度)における「カット野菜製造の実態」アンケート調査を実施した。

加工・業務用野菜の需要増加に鑑み、カット野菜製造の実態を明らかにするため、平成2年度より3年に1回の頻度で実施しているアンケート調査の実施を行い冊子に纏め上梓した。
(※販売価格 税込1,000円)

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3)加工・業務用野菜等の普及・拡大のため、必要に応じ各種イベントに協賛・賛助・協力等を行うと共に、展示会等への出展を行った。

(1)野菜流通カット協議会が「特別協力」名義を供与した「食品の総合展示会(惣菜JAPAN2021)」(フード5展+惣菜JAPAN+冷食JAPAN)へ、野菜流通カット協議会として2小間の出展参加を行い、協議会活動のPR等をした。
なお、『加工・業務用野菜の情報交換会セミナー』を2日目の10月8日に開催した。

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●令和2年 10月7日~9日・・・・・東京ビッグサイト
●入場者数:27,953名、セミナー参加者:104名

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(2)JA全農との合同商談会(情報交換会)の実施
令和3年度においても、JA全農との合同商談会(情報交換会)を3回/年程度実施することで計画していたが、年間を通じてコロナ禍の影響を鑑み実施しなかった。

(3)農林水産省 生産局 園芸作物課との意見交換会を実施(令和2年12月10日)
農水省との意見交換会加工・業務用関連の次年度以降の補助事業への政策要望を踏まえた意見交換を、野菜流通カット協議会会員、青果物選果予冷施設協議会会員と農林水産省 加工・業務用野菜担当官(安岡生産振興審議官も参加)との間で実施した。

【 於:KKRホテル東京 意見交換会:15:00~17:00  交流会:17:20~18:50】
参加者:66名(含む、両協議会会員、農林水産省、事務局)

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(4)関係行政機関、関係諸団体等からの情報収集及び配信
関係行政機関、関係諸団体等からの情報収集を行い当協議会会員へ適時情報提供を行った。特に、令和2年度は新型コロナウイルス関連情報の提供を数多く行った。

2.研修会

1)海外現地研修会の開催

毎年実施してきました海外現地研修会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、やむを得ず、中止となりました。

【協議会主催の過去の海外研修先】
2014年度:台湾、2015年度:ベトナム・タイ、2016年度:ニュージーランド
2017年度:スペイン・オランダ、2018年度:ロシア、2019年度:アメリカ
(※2011年度と2013年度:アメリカ)、2020年度:実施無

 

2)国内現地研修会の開催
「鳥取~岡山 会員企業の冷凍工場・圃場・カット野菜工場等視察&研修会」の開催

日 時:令和2年10月15〜16日
場 所:

10/15

❶ワールドファーム鳥取工場(冷凍野菜ライン工場)視察研修会
❷ワールドファーム鳥取工場の直営農場視察

10/16

倉敷青果荷受組合 カット野菜新工場・集出荷貯蔵施設等の視察研修会

参加者(協議会会員29名、農林水産省 2名、事務局 2名、合計33名)

 

3)加工・業務用野菜の現地検討会・セミナー等の開催

野菜流通カット協議会が事業主体である令和2年度の水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)の一環として開催された、ブロッコリー機械収穫機の実演会(現地検討会)2地区、及び加工・業務用野菜の先進地視察&契約取引セミナー、物流・流通関連セミナー等について、当協議会会員も各地区の現地研修会へ多数参加した。
なお、日時・場所・研修会内容・参加者等は、下記のとおり。

(1)ブロッコリーの機械収穫機の実演会(現地検討会)

実施時期

内容 参集者

①令和2年8/27

12:40~16:50

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②令和2年11/26

12:20~16:40

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ブロッコリー現地検討会(北海道下)

開催場所

・現地検討会・・・富良野文化会館

内容

・ブロッコリーに関連した話題提供(6課題)及び意見交換を実施した。併せて、ブロッコリーの自動収穫機の展示・説明会を行った。

ブロッコリー現地検討会(静岡県下)

開催場所

・現地検討会・・・菊川文化会館アエル

内容

・ブロッコリーに関連した話題提供(4課題)及び意見交換を実施した。なお、セミナー前にブロッコリー圃場での機械収穫実演会やフローレットカッター等の見学会も行った。

農業生産法人等生産者、JA関係者、研究・行政関係者、農業機械関係者、加工・業務用野菜取扱い中間事業者・実需者、野菜流通カット協議会 等

①参加者:93名

②参加者:168名

(2)加工・業務用野菜先進地視察&契約取引セミナー

 実施時期  内容  参集者

①令和2年11/4

12:25~16:50

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②令和3年1/26

(※開催中止)

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加工・業務用野菜先進地視察&契約取引セミナー

(富山県下)

開催場所

・現地検討会・・・富山県農協会館ホール

内容

・加工・業務用野菜に関する契約取引や担い手育成等に関するセミナー/話題提供(4課題)及び意見交換を実施した。

 なお、セミナー前に水田を活用した機械化省力化体系での

 加工・業務用生産に取り組んでいる事例について視察修を行った。

加工・業務用野菜先進地視察&契約取引セミナー

(長崎県下)

令和3年1月26日に長崎県諫早市文化会館において加工・業務用野菜の先進地視察及び契約取引セミナーの開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、緊急事態宣言を受け、急遽開催中止となりました。

農業生産法人等生産者、JA関係者、研究・行政関係者、農業機械関係者、加工・業務用野菜取扱い中間事業者・実需者、野菜流通カット協議会 等

参加者:141名

(3)物流・流通関連セミナー

 実施時期  内容  参集者

①令和2年9/29

12:45~16:45

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物流・流通関連セミナー(神奈川県下)

開催場所

・現地検討会・・・AP横浜

内容

・コロナ禍で現地視察中止とした横浜フレッシュセンターの24時間を動画で紹介、物流機能の一層の活用による効率的な流通の基本的な知識や船舶輸送に関する情報提供を行うセミナーを行った。

農業生産法人等生産者、JA関係者、研究・行政関係者、農業機械関係者、加工・業務用野菜取扱い中間事業者・実需者、野菜流通カット協議会 等

参加者:88名

 

 

3)令和2年度 水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進) 『事業成果発表会』の開催
令和2年度 水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)において、得られた成果等について水田農業高収益作物導入推進事業 事業成果発表会」を開催し、全国の加工・業務用野菜関係者に広く情報発信することとした。
なお、開催概要等は、下記のとおり。

◆開催概要
①開催日時 令和 3年 2月26日(12:30~16:50)
②開催場所 江戸川区総合文化センター(東京都江戸川区中央4-14-1)
③実施内容 当事業の2つの検討委員会で取り組んだ事業内容で得られた成果等について話題提供8課題に加え、話題提供者によるパネルディスカッション(含む、参加者との意見交換)等を行った。
④対象者 加工・業務用野菜関係者、中間事業者、実需者、物流業者等
⑤参加者 88名(申込者136名となったが、コロナ禍のためキャンセル48名)

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3.農林水産省の加工・業務用野菜関連補助事業の実施

1) 野菜流通カット協議会が応募し、事業実施主体となった、水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)について適切に実施した。
運営協議会への委員選出及び水田農業高収益作物導入推進事業(全国推進)の各事業の検討委員会等の委員や各種セミナーの講師として、野菜流通カット協議会会員メンバーが積極的に対応した。

2) 令和2年度 野菜流通カット協議会が実施した農林水産省の補助事業「水田農業高収益作物導推進事業」(全国推進)の実施内容は、令和2年度版 事業報告書のとおり。

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3) その他 農林水産省(農政局)や各都道府県が全国各地域で開催した加工・業務用野菜セミナー等について講師等として積極的に参加する等、協力を行った。

4.その他

1) 協議会のホームページを年間通して更新(令和元年度版事業等のアップ)を行った。

2) 野菜流通カット協議会の会員募集を行った。
全国のデータベースのある実需者等(含む、カット野菜製造業者)に対して、入会募集の案内をDMにて展開した。